要約: iNTACSニュースレター(2024年12月版)

Homepage
International Assessor Certification Scheme e.V.

1. 主なニュース

  • 新しいトレーニング概念の初導入が好評。
  • アセッサー認定手続きの変更が進行中。
  • ISO/IEC 15504認証は2025年末までにISO/IEC 33xxxに移行必要。

2. エグゼクティブボードの活動

  • 2024年9月の総会:
    • iNTACSの状況、財務報告、新規メンバーの紹介。
    • 医療SPICEや光学SPICEの作業部会進展。
  • 2024年10月の会議:
    • アジア市場、特に中国への戦略的取り組みを議論。
  • 認証基準(10.4版)および料金体系の更新。
  • 新しいFAQページとナレッジベースが公開。

3. 作業部会の進展

  • Organization SPICE:
    • 信頼性の高い組織向けML評価モデルを開発。
    • トレーニング資料の公開は2025年第1四半期予定。
  • Cybersecurity SPICE:
    • Cybersecurity PAM 2.0のレビューが進行中。
    • 新トレーニング資料が近日中に提供予定。

4. 関連イベント

  • EuroSPI 2024:
    • 約150名参加のハイブリッドイベント。次回は2025年9月、ラトビアで開催。
  • ASCON 2024:
    • 初のアジアSPICE会議が成功裡に終了。2025年は韓国釜山で開催予定。

5. その他

  • 商標利用ルールの明確化。
  • 翻訳版は英語版を基準とする。

詳しくは公式ウェブサイトまたは担当者への連絡を推奨します。

iNTACSの作業部会(Working Groups)について

1. Organization SPICE作業部会

  • 目標:
    • 組織全体で信頼性の高いプロセス成熟度レベル(ML)の評価モデルを開発。
    • ISO/IEC 29169に基づき、認証スキームのガイドラインを作成。
  • 進展:
    • Trustworthy Assessment and Certification Guidelinesを開発。
      • 認証の有効期間は3年間。
      • 毎年監査が必要(サーベイランスアセスメント)。
      • 独立したリードアセッサーと共同アセッサーによる評価が必須。
    • Organization SPICEモデル v3.0をリリース。
    • トレーニングと試験資料の公開を2025年第1四半期に予定。
  • 特徴:
    • 組織全体で統一されたプロセスモデルの導入を推進。
    • MLアセスメントのコストは、CL(Capability Level)アセスメントの約4倍。
    • 長期的には信頼性の向上や再現性の高い成果が期待される。
  • コンタクト:

2. Cybersecurity SPICE作業部会

  • 目標:
    • Cybersecurity分野におけるAutomotive SPICEの適用を支援。
    • Cybersecurity PAM(Process Assessment Model) 2.0の導入と関連トレーニング資料の更新。
  • 進展:
    • Cybersecurity PAM 2.0:
      • レビュー段階が進行中。VDA-QMCウェブサイトで公開中。
      • 最終版リリース後、トレーニング資料を更新予定。
    • Automotive SPICE 4.0対応資料:
      • バージョン3.0のトレーニング資料を近日中に提供予定。
  • 特徴:
    • 自動車業界でのプロセス評価とセキュリティ標準化の重要性を反映。
    • サイバーセキュリティの最新トピックを取り込み、業界に実用的なツールを提供。
  • コンタクト:

3. 他の作業部会

  • Medical SPICE:
    • 医療分野向けプロセス評価モデルの開発。
  • Optical SPICE:
    • 光学技術に特化したプロセス評価の作業部会(新設)。

作業部会の特徴

  • iNTACSには現在19の作業部会があり、それぞれが特定の分野に特化。
  • 各部会は、新しい評価モデルの開発、トレーニング資料の作成、そして業界への適用促進を行う。
  • 進捗は定期的に報告され、iNTACSの全体戦略に統合される。

作業部会についての詳細や参加希望は、該当のリードに連絡するか、iNTACS公式サイトを通じて確認してください。