(6)-⑥Interview script

具体度(⇔抽象度)	★★★★☆[4]
レイティング指向度(⇔改善指向度)	★★★☆☆[3]
コスパ	★★★★☆[4]

Interview scriptの概要

概要

このインタビュー スクリプトは、Automotive SPICE（ASPICE）アセスメントの一環として、質問集を提供するために作成されたものです。スクリプトは、ASPICEのプロセス領域に焦点を当て、プロセスごとに具体的な質問が含まれています。

構造

各質問は以下のような要素で構成されています：

• 質問の内容: プロセスの特定の側面に関する質問が提示されます。
• VDAガイドライン参照: 質問に関連するVDAガイドラインの要件が示されています。
• エビデンスと回答の記録: 各質問に対する回答を記録し、関連するエビデンスを提供することが求められます。

目的

このスクリプトの目的は、ASPICEアセスメントの際に、プロセスがどの程度効果的に実施されているかを評価することです。

主なトピック（MAN.3の場合）

1. プロセスの計画と目標設定: プロジェクトの目標や計画が明確に定義され、関係者に伝達されているかを評価します。
2. プロジェクトの進捗と監視: プロジェクトの進捗が計画に基づいて監視され、必要に応じて調整されているかを確認します。
3. リソースとスケジュール管理: プロジェクトのリソースが適切に割り当てられ、スケジュールが効果的に管理されているかを評価します。
4. リスク管理と問題解決: プロジェクトのリスクや課題が適切に管理され、プロジェクトの成功に向けた対策が講じられているかを確認します。

使用方法

アセッサーは、このスクリプトを使用してプロジェクトチームにインタビューを行い、ASPICEアセスメントの基準に基づいてプロセスの成熟度を評価します。記録された回答とエビデンスは、アセスメントレポートの一部として使用され、改善が必要な領域を特定するための基礎資料となります。

結論

このインタビュースクリプトは、ASPICEアセスメントのプロセス管理領域に焦点を当てた包括的な質問集であり、プロセスの成熟度を評価するために使用されます。これにより、プロジェクトの成功に向けた具体的な改善策を導き出すことが可能です。このドキュメントは、Automotive SPICE（ASPICE）に関連する質問集とその回答ガイドラインを提供しています。

具体度(⇔抽象度)

具体度が「★★★★☆」と評価されていることは、このインタビュースクリプトが非常に具体的で詳細な質問や指示を提供していることを示しています。具体度が高いということは、アセッサーがインタビューを行う際に、どのような情報を求め、どのように評価を進めるべきかが明確に示されていることを意味します。これにより、アセッサーはインタビューの各ステップを具体的に把握でき、評価の一貫性と精度を確保することができます。

レイティング指向度(⇔改善指向度)

レイティング指向度が「★★★☆☆」であることは、このスクリプトがプロセスの評価（レイティング）と改善の両方をバランス良く取り扱っていることを示しています。評価基準が明確に設定されており、プロセスの成熟度を測定するための指標も含まれていますが、同時にインタビューによって得られた情報を基にプロセス改善の機会を見つけることも重視されています。この評価は、評価活動と改善活動の間で適切なバランスが取られていることを意味します。

コスパ

コストパフォーマンス（コスパ）が「★★★★☆」と評価されていることは、このインタビュースクリプトが投入されたリソースやコストに対して高い価値を提供することを示しています。具体的かつ効果的な質問を通じて、プロジェクト管理プロセスの成熟度を評価するための有用なツールとして機能します。このスクリプトを使用することで、効率的に評価プロセスを進め、得られた結果を基にプロジェクトの品質を向上させることができるため、コストパフォーマンスが高いと評価されています。

これ手作りなんで作ったりメンテナンスするのは大変ですが、EXCELシートなので使い勝手はよいです。ただし、使いまわしで、必ずしもプロジェクトコンテクストベースではないので、とがった感じではありませんね。アセスメントにおいては、アセッサーは必ず持っているような非常にベーシックなツールです。

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