(6)-①ASPICE Model

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具体度(⇔抽象度)★☆☆☆☆[1]
レイティング指向度(⇔改善指向度)★★★☆☆[3]
コスパ★★★★★[5]

具体度(⇔抽象度) ★☆☆☆☆ [1]

具体度が「★☆☆☆☆」と評価されていることは、ASPICEモデルが比較的抽象的であることを示しています。具体度が低いということは、モデルが提供するガイドラインや基準が一般的であり、詳細な指示や明確な手順を必ずしも含まないことを意味します。以下、PAMの原文

3.3.4. PRM および PAM がライフサイクルモデルまたは開発プロセスのブループリントではない理由

ISO/IEC 33004(旧 ISO/IEC 15504-2)に従ったPRM/PAMは、いかなる「どのように」のレベルからも抽象化されている「何が」のレベルのものである。(中略)結果として、このような「どのように」レベルの要素を PAMのアセスメント指標に対応付けることは、アセッサーの責任である。

レイティング指向度(⇔改善指向度) ★★★☆☆ [3]

レイティング指向度が「★★★☆☆」であることは、ASPICEモデルがプロセスの評価やレイティング(格付け)にある程度重点を置いていることを示しています。この指向度が3という評価は、モデルが改善活動だけでなく、プロセスや組織の成熟度を評価するための仕組みも備えていることを示唆します。しかしながら、評価に過度に依存するのではなく、改善活動にも一定の焦点を当てていることを意味しています。言い換えれば、評価と改善のバランスが取れていると考えられます。

コスパ ★★★★★ [5]

コストパフォーマンス(コスパ)が「★★★★★」と評価されていることは、ASPICEモデルがコストに対して非常に高いパフォーマンスを発揮することを意味しています。だって、モデルそのものはタダだから。

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